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うまいもんだよ、かぼちゃのほうとう
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先月、イースター準備のために冷凍庫の整理をしていたところ、
フリーザーバッグに入った大量のかぼちゃが出てきた。
2月にアジアン・マーケットに行ったときに大きなカボチャを買って、
使い残りを切って冷凍していたのを忘れていた―。
そして、冷凍庫の上段からはこれがー。
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わたしのふるさと、山梨県の名物「ほうとう」。
去年の秋日本に帰省したとき、半生の麺を買って帰り冷凍していたのを忘れていたー。
いや、忘れていたというか、ひとつしかないから大事にしまったまま忘れ・・・。

「うまいもんだよかぼちゃのほうとう」
山梨でのほうとうのキャッチコピーなんだけど、
ほうとうにはなぜか必ずかぼちゃが入っている。
テキサスで、日本のかぼちゃがあって、ほうとうの麺があるってすごく確率の低いめぐり合わせ。
で、作ることにした。春になって暖かくならないうちに、麺が冷凍やけしないうちに。

ところで、山梨の女性はほうとうのことは「お」をつけて「おほうとう」と言う。
正しくは麺のことは「ほうとう」、出来上がったものが「おほうとう」。とにかく・・・。
「ほうとう」なんて言うと何だか申し訳ないような気がして。
だからここからは「おほうとう」で。

実家のおほうとうにも、必ずかぼちゃが入っていた。
かぼちゃの甘さがみそ味に溶け出すところがたまらないんだそうだ。
わたしはかぼちゃ入りが苦手だった。せっかくの味噌の味に他の味が混ざるのが嫌なので
自分の分にはかぼちゃを入れないように母にたのんでいた。
そんなことを思い出しながら出来上がったかぼちゃのおほうとうは、とろーんとして、
かぼちゃが甘くて、懐かしくて、ほんわか温まった。

玄米ごはん、だしをひいたあとのかつお節ふりかけも一緒ー。^_^
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それから、翌日汁気を吸ってべたべたになった冷たいおほうとうはさらにおいしい。

この菜箸、麺を取り分ける専用箸だそう。高校時代の友達がくれたもの。
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毎年長野県に行くとき、ある作家さんのお店でいろんな木の日用品を購入するんだって。
持つところはねじれが入ってすべりにくく、先にも溝があって麺がつかみやすい。なるほどー。
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欲を言うと、ほうとうは手打ちがいい。母も、伯母たちも分厚いもっちりしたほうとうを打ったなあ。
市販品はきしめんとの中間みたいで物足りないことも。この麺はけっこう厚めだったけど。
いつか自分で打ってみよ。―できるかなー。

このパッケージには山梨―甲斐の国―の有名人、武田信玄が描かれている。
もうひとつ、4月には「武田信玄公祭り」があることを思い出したー。
山梨県人、武田信玄を呼び捨てにしない。「信玄公」。
対上杉謙信、織田信長で、歴史上のイメージはいまひとつよくないけれど、
甲斐の国では、優秀な家臣を重用し、「あばれ川」と呼ばれた釜無川の護岸工事を完成させた名君なのだ。その信玄公の偉業をしのんで信玄公と重臣、二十四将の武者行列が戦国時代劇さながらに繰り広げられるのが、このお祭り。
時代劇好きなわたしは実家にいた頃にはほぼ毎年見物に行っていた。
満開の桜の中、千人の武者行列。
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武田信玄公役は最近は俳優さんが演じる。ここ数年は沢村一樹さんだったが今年は松平健さんだったそうだ。どちらもかっこよかったろうなあ。
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聴衆からは、「沢村さーん」「セクスィー部長ー」ではなく、「お館(やかた)さまー」と声がかかったんだそうな。
わはは。
ちなみに、人気の高い家臣、山本勘助役は、伊吹吾郎さんだったとか。いいなー。シブい。
美しく勇壮な武者と騎馬行列、きらびやかな女性たち。
夕暮れ、松明が焚かれる中、戦国時代にいるような臨場感。
ああ、なんだか山梨県の観光課の宣伝みたいになっちゃったけど。


お時間があったらこちらの沢村信玄公の動画も見て下さいね。
お館さまは最初の出陣式と8分50秒頃ご登場です。
信玄公祭り 甲州軍団出陣動画
この日のために髭を伸ばす武者もいます。
実際に見るとすごい迫力なんですよー。
山梨県観光課
興味持ってくれた人は、毎年4月の第一土曜日なので、来年の春は甲府へどうぞどうぞー。
で、おほうとうも食べてね。



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Top▲ | by garjun2 | 2013-04-13 17:39 | Cooking | Comments(4)
Commented by oz55mama at 2013-04-13 23:55
じんちゃん こんばんは

写真だけみていたら、これが、テキサスのキッチンで
つくられたと気がつかないですね。
おいしそうなおほうとう〜甲斐の国の方は、そう呼ぶのね。
私も、寒い時にほうとうを買って作りますよ。
お味噌味で、お野菜たっぷり、もちろんかぼちゃも入れて。
美味しくて好きです。
信玄公まつりも一度見てみたいな^^
Commented by garjun2 at 2013-04-14 10:56
ひつじさん、こんばんは。

寒いときにおほうとう、あったまりますね。
でも、翌日の冷たいおほうとうは、また味が染みておいしいー。
翌日のカレーみたいなものですね。
今度は夏の冷たいおほうとうも試してみてくださいね。
信玄公祭りには諏訪のお姫さま「湖衣姫」(または「由布姫」)も
登場しますよー。
ぜひ来年は信玄公祭りを!
じん
Commented by rudern at 2013-04-18 18:21
こんにちは。
ほうとうって初めて知りました。山梨の郷土料理なんですか?そういうなつかしい地元の名物を異国の地で作って食べるっていいですね。
私は地元の名物料理をよく母が作ってくれたという思い出がないのですね。たぶん、名物料理がなかったのかも。。。なので、そういう料理や思いでがあるのはうらやましいです。
麺を取り分ける専用ばし便利そうですね。私お箸で麺を取り分けるのがすごい苦手なので、これあるといいですね。

Commented by garjun2 at 2013-04-21 02:29
Rudern さん、こんにちは。

平たくてきしめんよりはだいぶ分厚いもちもちした麺を茹でずに
生のまま具だくさんのみそ汁の中に入れて煮込んだものです。
生の麺の粉が汁をトロトロにするので冷めにくく、体が温まりますよ。
素朴な田舎の味です。

この菜箸、うっすら塗りが施してあるので炒め物などの調理には
使えません。もっぱら取り箸に使っていますが、あるとき友人が
何を考えたかこれで餃子を食べ始めて・・・(爆笑)。
金属製のトングと違って柔らかい麺でもやさしく取り分けられる
ところが気に入っています。
じん
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