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アニバーサリー & てきさす日本食レストラン事情
Our Aniversary ♡ 

先週末は私たちの12回目の結婚記念日でした。今年は「メモリアル・デー」の3連休の初日。
アメリカは休日が多くていいね、と言われるけどとんでもない。ほとんど毎月祝日がある日本が
なつかしい!! 貴重な三連休ですよおっ。


時々「えっ?まだ○○年目?」と言われるんだけど、それは二人とも結婚が遅かったから。
アメリカ人なんか結婚が早いから(ま、最近はそうでもないみたいだけど。)40代半ばで孫がいるなんて
めずらしくもない。

3日連休の初日なのでちょっとのんびり。
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午前中はホームセンターやナーサリーで買い物をし、一休みして、夕方わたしがずーっと行きたかった
すしレストランに連れて行ってもらった。
ところで、主人は生魚が全くダメ。どんなことをしても食べられない。魚卵はもちろん、えび、かに、タコ、
いか、貝類も全部だめ。唯一食べられるのは加熱した魚。例えば鮭の塩焼き、さわらの西京漬け、アジの
フライなんかはだーい好き。あ、でも加熱してあっても、えび、カニ類、あなご、うなぎはだめ、と複雑
(アメリカ人の友達の中には、ツナの缶詰も含めてシーフード類が全部だめ、という家族もいるけど)。
そんなわけで、日本食レストランに行くと、彼が食べられるものが極端に限られるので、わたしもつい遠慮して、連れて行ってとは言いにくい。しかもここはちょっと遠い。

家の近くにも「すしレストラン」は何件かある。おすしを中心に、「なんちゃって」な日本食が出てくる。
ここ数年「すし&グリル(または『火鉢』ともいう)」も増えてきた。それらは、カウンターではおすしを出し、
いくつかのテーブル席には巨大な鉄板があり、ステーキなどをそこで調理して供するというレストラン。
鉄板席では8人~10人ぐらいがひとつのテーブルを囲み、そこに登場したアジア人のシェフが、まず
アルコールを鉄板に撒き、火をボーンと点けて「ファイヤー!」(古い?)。そして、見事な手さばきでナイフやスパチュラを空中に投げて受け取ったり、リズミカルに切り分けたり、時たま日本を揶揄するジョークを
交えながらお肉やシーフード、野菜を焼き、それをそれぞれのお皿に盛りつける、という趣向。日本の
ステーキと違い、お肉は赤身、焼き上がりは固め。ここで出されるご飯はパラパラ。日本人の口に合うとは
言い難い。だからそこで日本人の家族連れを見ることはあまりない。
おすしはあいかわらずの人気で、最近は「チャイニーズすし」まで。
それはバイキング形式(ブッフェと言った方がわかりやすい?)のチャイニーズレストランで、チャイニーズ
フードのついでに「チャイニーズすし」がある。だから若い女の子なんかたまに「すし」は中国のものだと
思ってたりする。わたしの友達はここが大好きだって。 
そして、このあたりの日本食レストランの経営者はほとんど中国人らしい。
「なんちゃってジャパニーズ」が悪いと言っているのではない。ビジネスとして成立していて、増えているって
ことはアメリカ人に人気があるってことなのだ。べつに、おいしけりゃいいのだけど。

こういった「なんちゃってジャパニーズ」レストランが多い中、わたしたちが行ったところは日本人が経営して
いて、本格的なおすしや日本食が出てくる。10年前は3人のすし職人さんがカウンターで威勢よくおすしを
握っていたが、数年前、建物を新築してそちらへ移り、今回行ったらカウンターの職人さんは8人だった。
日本人のウェイトレスもいる。10年前も、今回も満員。待合室もいっぱい。他の日本食レストランと値段も
かわらない。だったらこっちへ来るよね。ああ、3年ぶりなので、ついコーフンしてしまった。
まず、二人で「塩ゆで枝豆」(ここ数年edamameが流行っている)、「野菜の天ぷら」を注文。天ぷらにの
スイートポテト、巨大なピーマンなど、アメリカの食材で代用して作るものがあるので、日本と全く同じと
いうわけではないけれど、じゅうぶんおいしかった。
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彼は、「鮭の塩焼きディナー」、わたしは「ちらし重」をオーダー。おいしくいただいてお腹いっぱい。また
メニューを見ると「アイスクリームの天ぷら」だって。目が輝くふたり。一人で一人前は食べられそうにない
ので、ひとつをふたりでシェア。ああ、満足。おいしかったー。ここはサービスも日本並み。あったかいおしぼりが出てくるし、食器を下げる人も、水をついで回る人も、よく気が付く。ごちそうさまでしたー。

家に帰ると、なんとバラの花束が。今までアニバーサリーに花束くれたことなかったじゃん。嬉しいなー、
ありがとう。
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いつも一緒に歩いてくれて、そしてわたしが歩けないときにはわたしを背負って歩いてくれてありがとう。
アメリカ人の奥さんだったら、彼はもっと楽だったんだろうな、とよく思う。11年間の母の遠距離介護ができたのは、みんな彼のおかげ。
お互い違う文化の中で不平も不満もストレスもあるけれど、わたしに非難がましいことを言わないよね。
ま、鈍感?てこともあるけどさー。わはは。
わたし、気をつけるよ。負担をかけないように。やさしさに甘えすぎないように。
だから、お互いに元気でいようね。感謝しながら、しあわせに暮らそうね。これからも、一緒に歩こうね。
…としおらしく言ってみた。ははは。
ありがとう。これからもよろしく。


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Top▲ | by garjun2 | 2012-06-02 15:52 | Daily Life | Comments(4)
Commented by oz55mama at 2012-06-02 23:40
じんちゃん
おめでとうございます。素敵なアニバーサリーでしたね。やさしい旦那様に素直に感謝の気持ちを綴られていて、いいですね。
これからも、お幸せに!我が家もルバーブ育ててます〜
少しずつ大きくなってますよ。いつもジャムを作ります。
今年は、パイを作ってみようかしら?
美味しそうですね。
Commented by Kippis_Y at 2012-06-03 06:48
おめでとうございます~!読んでいて温かくなりました。素敵なご夫婦ですね。旦那様、優しい~!そして、びじんさんの彼に対する気持ちも思いやりがあって。この2人だからこそのご夫婦、そう感じましたよ。心に響く感謝の気持ち、何回も読んでしまいましたよ、私。
サプライズのお花、こういうの、女性は嬉しいですよね~。これから就寝ですが、良い1日の締めくくりとなりました!
Commented by garjun2 at 2012-06-03 13:25
Kippisさん、遊びに来てくださってありがとうございます。
いやー。何だかこっぱずかしいです。わたしは忍耐がないので、よく「このヤロー、いーかげんにしろよ!」とか、日本語で心の中で毒づいてたりするんですが。本当は。でもメッセージ嬉しいですー。
Kippis さんのご家族もすごくステキ。お子さんがたカワイイし。雪の中で遊んでいるところや、季節ごとのイベントの写真、好きです。
Kippis さんの愛と工夫のこもった手作りの小物やおいしい食事、ご家族はしあわせですね。
Kippis さんが先日書いてくださったsalmiakki のこと、主人に聞いてみました。よいヒントをいただいたので、フィンランドでひとつ記事が書けるかも。ふはは。その時は見てくださいね。

Commented by garjun2 at 2012-06-04 04:12
ひつじさん、コメントありがとうございます。
ルバーブも作っておられるんですね。すごいすごい。やっぱり寒いところの方が育つんでしょうか。ひつじさんのキッチンガーデンすてき。「鹿よけ」を見てつい笑いました。うちでも同じ~。うちのガーデンはもっと小さいのですが、「うさぎよけ」に四苦八苦です。昨日もフェンスの下とを補強してガーデンの周りにはワイヤーフェンスを張りました。上にも鳥よけのネットが必要です。もう、油断も隙もないったら。作物が育つの、楽しみですね。
じん
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